あなたはメモってとりますか?
なぜ、メモるのですか?
大切な約束を忘れない為。
やらなければいけない仕事を忘れない為。
得意先の電話番号を忘れない為。
忘れてもいいんです。
いや、忘れちゃってください。
だって、メモしたじゃないですか。
あなたの脳の代わりに、メモ帳なり、スマホなり、
PCなりが覚えておいてくれてます。
これであなたは、気持ちよく忘れる事ができます。
目次
パソコンの話
作業効率や記憶の話はよくコンピューターに例えられます。
というか、コンピューターが人間の脳の動きを模倣して作られてきました。
今さらですが、パソコンの話を簡単にしておいきます。
シーピーユー(CPU)
意味
CPUとは、Central Processing Unitの略称です。
日本語に訳すと、中央処理装置となります。
役割
パソコンの中枢部分であり主役です。
人間の頭脳のような働きをしています。
この中枢の処理速度が遅いと、
CPU以外の周りの性能がいくら高くても、
全体的な処理速度はほぼ上がりません。
メインメモリ(mein meomory)
意味
メモリとだけいうとメインメモリのことを指します。
キャッシュメモリーとは別のものです。
メモリとは、これはもう日本語にもなっていますね、
記憶のことです。
パソコンの世界ではメモリといえば、
一時的にデータを記憶する装置を指します。
役割
人間でいうところの短期記憶に当たります。
短期記憶は、すぐに使う情報を頭の中に記憶しておき、
使い終わったらすぐに記憶から削除されます。
CPUをサポートしてパソコンの処理速度を
加速させる役割があります。
キャッシュメモリ(cache memory)
意味
現金を意味するcashとは違います。
cacheは隠し場所という意味です。
役割
メインメモリの動作はCPUよりも遅いため、
両者間でデータを転送するときに、
CPU側でウエイトとよばれる待ち時間が生じてしまいます。
これが、長いと処理速度の低下につながることになります。
アクセス頻度の高いデータなどをキャッシュメモリーに保管しておき、
CPUがまずキャッシュメモリにアクセスし、
メインメモリーへのアクセスの回数を減らすことで処理速度をあげます。
ストレージ(storage)
意味
storageとは、保管・貯蔵・格納
キッチン横の食料品を貯蔵しておく場所をfood storageといいます。
役割
長期的に、そして大容量を記憶させる装置
ハードディスクやDVD等
仕事の流れ
フォルダを探す
【デジタル作業】
PC内蔵若しくは外付けのハードディスクや、
DVDに保存されているフォルダを探す。
【アナログ作業】
保存庫の中に並んでいる棚から
資料を見つけて持ってくる作業です。
ファイルを開く
【デジタル作業】
フォルダ内に保存してあるファイルを開きます。
エクセルやワード等のデータを開く作業です。
【アナログ作業】
持ってきた資料を机の上にドサっと置いて
パカっと開く作業です。
作業開始
【デジタル作業】
各アプリケーションソフトのプログラムに則ってCPUが計算をします。
【アナログ作業】
机の上に広げた資料を、ルールに従って処理していきます。
フリーズするPC
エクセルデータを3つ開いて、ワードを2つ開いて、
メールソフトは常に受信可能にして、
さらに画像処理ソフトを開いて…
スペックのいいパソコンなら、
これくらいなら処理してくれるかもしれませんが、
それでもさらに多くのデータを開いた状態にしたままだと、
処理速度がおちますよね。
下手するとフリーズしたまま動かないこともあります。
あなたの脳が天才的な処理能力を持っていても
机の上に一杯の資料が並んでいると、
効率が落ちると思います。
そもそも資料で埋まってしまって、
作業をする空間さえないかもしれません。
脳内のメモリーを空にする。
やらないといけない事、
忘れてはいけない事が、
脳の片隅に存在しているだけで、
脳内の机の上を占領し続けます。
人間は同時に3~5ケの事しか覚えていられません。
覚えていることはできますが、
それは、脳への負担になっています。
そこで、メモの出番です。
メモを取る。
すなわち資料を机の上から保管庫に入れてしまいます。
机の上はまっさらです。
広い作業スペースを確保できます。
保管したことにより、
安心して忘れることができます。
この安心してと言うところがポイントです。
モヤモヤと脳の片隅で燻っている状態が
非常に脳の処理能力を低下させます。
安心して忘れることにより
一つの作業を集中して効率よく
進めていくことがでるということです。
おわりに
このように、メモをすることにより脳の負担が軽くなります。
何もない綺麗な机で気持ちよく仕事をしましょう。
メモを取るということは、忘れない為でなく。
安心して忘れる為にあるというお話でした。