expand_less その自由設計,本当にあなたの自由になりますか?自由ってなんだろう?

その自由設計,本当にあなたの自由になりますか?自由ってなんだろう?

ハウスメーカーに多くみられる売り文句”自由設計”
それは本当にあなたの思うような自由な設計を意味していますか?

”自由”の意味ってそういうこと…

まず言いたいのが、本当に自由に設計にできるのであるならば、
わざわざ”自由設計”とは宣伝しません。

なので、設計事務所は自社の設計は自由設計です!なんて言いませんよね。
ゼロから自由にプランしていくのが当たり前だからです。

仕上材、設備機器の自由

大規模展開している施工会社は、仕様というものが決まっています。
とくに低価格がウリの会社に多いです。
設備はこれ! 床はこれ! 壁はこれ!
仕様を決めて大量に仕入れることにより、メーカーから低価格で材料を仕入れています。
年間に何十棟とか何百棟とか建てているからこそできる技です。

それが悪いと言っているわけではありません。
仕様が決まっていると、そこから外すことが難しいということが言いたいだけです。

仕様は幾つか用意してあります。
「このメーカーのこのシリーズ内でしたら、お客様の自由に選んで頂けます。」
という感じです。
もし、どうしてもこの仕様以外のモノを使いたいとなると、コストが一気に上がります。
低価格で仕入れられない、というのも理由のひとつですが、それ以上に会社が嫌がる理由があります。
仮に、それが設備機器等になると商品そのものは勿論、そこに付随する諸々の材料が仕様から外れたり、取付方法がかわったりと、材料手配や職人さんへの指示の手間が増えます。
いつものモノを、いつもと同じように作っている人にイレギュラーな事をさせるのは、本当に大変なことです。手配ミスも増えます。同時に十棟近くをひとりで捌いている監督さんは本当に嫌がります。
なので会社としては、高額な見積をだして、諦めさせる方法をとりたがります。
自由になりますが、いい顔はしません。

間取りの自由

間取りもある程度決まっているところも多いです。
〇〇シリーズとか、グレード△△とか、会社により呼び方は様々ですが基本パターンが決まっていて、その中から、お客様が自由に選択できるのです。
選んだ規格商品を敷地に合わせてちょこちょこっと一部変更するのです。
用意された規格商品を自由に変更できるわけです。

まとめ

全ての会社が、このような形でありません。
選択の幅が広いところ、狭いところ、選択すらできないところ、いろいろあります。
なので、住宅展示場等で”自由設計”のノボリ旗を見かけたら、最初に聞いてみて下さい。
自由と書いてありますが、何が自由なのかと、営業さんはプロですから、うまい事いってくると思います。ですが冷静になって言葉の意味を分析して下さい。
与えられた物の中からの選択で満足できるなら、それでもいいと思います。
しかし、あなたが思う自由がそこにないのであれば、そこの会社は選択肢から外してしまいましょう。

店頭に吊るされている既製のスーツを買うのか?
セミオーダースーツを買うのか?
全身採寸してもらい、生地も選びフルオーダーでスーツを作ってもらうのか?
選ぶのはあなたの自由です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
このブログを書いております”豊田”ともうします。
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