expand_less 家づくりのゴールはどこにある?立場によってゴールが違います。

家づくりのゴールはどこにある?立場によってゴールが違います。

ゴールはそれぞれの立場によって違います。

ある住宅メーカーを例に見ていきしょう。

すべての住宅メーカーがこうとは限らないので
予め言っておきます。

営業担当のゴール

あなたが家づくりの行動を起こして
まず最初にお世話になるのが、営業さんですね。

自社の商品を丁寧に説明してくれたり、
ローンの相談にのってくれたり、
あなたの為に、とても良く動いてくれます。

その営業さんのゴールはどこでしょうか。

そう、あなたとの契約です。

あなたが書類にハンコを押す。
その瞬間が、営業さんのゴールです。

契約が成立すると、事務所に帰った瞬間に
全員総立ちして拍手で迎えてくれます。

グラフに造花なんか付けちゃって
今月は4本目だの
まだ1本もあがってないだの
契約数が全ての世界です。

収入にも出世にも大きく影響します。
住宅に限らず、どの業界の営業さんも大変ですね。

契約の後も、一応営業さんは対応してくれます。
しかし、その営業さんは、新たな契約をとる為に
他のお客様の対応で大忙しです。

もう契約した人のために、
貴重な時間を割いてくれません。

契約したら、急に連絡の密度が減ったとか、
あまり真剣に対応してくれなくなったとか、
よく聞く話です。

営業さんはゴールしてしまいましたから…

設計担当のゴール

営業さんが、ある程度打合せした内容を
図面化していきます。
契約前から、設計担当が打合せする会社もあります。
営業さんがプランをして、
外注の設計者に投げてしまう場合もあります。

このへんの流れはそれぞれの住宅メーカーによって
まちまちです。

ただ共通して言えることは、
建築確認申請を取ってしまえば
そこがゴールです。

設計士には、設計業務の他に
現場監理という仕事があるのですが、
現場を見に来ることはゼロに近いです。

設計した者が、監理をしなければならないという
決まりはありません。

資格を持っている者ならば誰でもいいので
大体が、各支店の設計課長や設計部長といってた
設計のトップの方の名前で申請してあります。

名前だけで、監理にいかない事が多いです。

最近ではコンプライアンスがうるさいので、
行くようになった。

という話も耳にはいってきたこともありましたが
実情は行っているように書類を作成しているが
監理に行かないことも多いようです。

監督のゴール

監督のゴールは完成引渡ですね。

全ての工事工程が終わり、検査済証も取得し、
お施主様検査もクリアし、鍵を渡せが終了。

お施主様のゴール

お施主様のゴールはどこなのでしょうね。
引き渡しがゴールですか?

違いますよね、むしろそこからがスタートではないでしょうか。

まとめ

それぞれの立場で役割があって、
仕事をこなし、後工程の担当者に引き渡す。

それはそれで組織として、当たり前ですし、
いいことだと思います。

しかし、お施主様にとっては、そんなの関係ないことです。
完璧に引き継ぎが行われているのなら、問題は発生しませんが
引き継が上手くできてないこともあります。

なので、お願いしたものと違うじゃないか!とか
変更による増額なんて聞いてないぞ!とか

社内の連絡ミスによるトラブルは少なくありません。

自分の仕事は終わった~!(=ゴールした~!)
っと思うと、その瞬間からこの物件のことは
頭の中から徐々に消えていきます。
また次の仕事が待っています。
いつまでも引きづってられません。

大きな組織だから安心してまかせられる。
というものではないと思います。

例えば、僕の事務所ですと、プラン作成から
(場合によっては土地探しから)
工事が終わるまで、いや、終わっても
ず~っと同じ人間が関わり続けます。
全てを把握している者がいるという事は
とても安心だとは思いませんか?

最後まで読んで頂きありがとうございました。
このブログを書いております”豊田”ともうします。
あなたに有益な情報はありましたでしょうか?
これからも、多くの情報を発信していこうと思っています。
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